斎藤(博)研をいくつかキーワードを
挙げながら紹介します。
☆ 自然言語処理
わたしたちが普段何気なく使っている言葉は、実は人間だけが持つ高度な知的能力です。それは、言語処理能力をコンピュータに持たせようとする時、はっきりします。単に辞書や文法があれば済むほど簡単ではありません。

☆ 音楽情報処理
斎藤(博)研ではこれまで継続的に音楽情報処理にも取り組んできました。生の音楽をアナログからデジタルに変換し譜面に起こすのはそんなに簡単ではありません。MIDI楽器ならいきなりデジタル解析できるので、自動伴奏といったより高度な処理が可能です。楽しい研究分野ですが、アートではないので科学の視点を忘れずに。

☆ 機械学習
人工知能の一分野に「機械学習」があります。これは 大量のデータを基にそれを説明できるようなモデルを自動的に構築 しようとするものです。ビッグデータの時代になり、この技術が ますます注目されています。

☆ ゲーム情報処理
これも人工知能の一分野で、チェスや将棋といった知能ゲームをコンピュータにさせ ようという研究では、すでに普通の人間では歯が立たないほどのレベルに 達しています。トランプゲームのような不確定要素が入るゲームでも研究が進 んでいます。

☆ 情報検索
Web上に蓄積される情報が爆発的に増大する現在、それ を有効利用するために言語を武器にして、検索や要約をします。また、 数式の検索などの構造を持った入力にどう対処するかという先端技術の 開発もしました。googleで満足してはいけません。 ビジネスモデルに直結するため、世界中で研究が進められています。

☆ eラーニング
通信基盤が成熟しつつある現在、いつでもどこでも学習 できるeラーニングがキラーアプリとして注目されています。まだ穴埋 め方式による技術の習得が中心ですが、わたしたちは言語処理を武器に して、教室の代わりとなる仕組みを開発しています。KeMLという仕様を 提案し、プロトタイプを製作して、日吉の英語の授業で実際に運用して みました。教えることが好きな人に最適な夢多い分野です。

☆ 求める学生像
大所帯ではないので、アットホームな雰囲気で、楽しく 研究できます。ほとんどの人はシステムを構築することになるので、プ ログラミングが嫌いだとつらいでしょう。研究の最先端に触れるために、 企業と組んでやることもあります。これまでは授業を聞くという受身の姿勢で済みましたが、研究は自分から積極的に行動することが求められます。そうはいっても、勉強だけすればいいというものではありません。適度な運動で気分転換を図りながら、体力を作っていきましょう。